こんにちは。
インコ、飼っていますか?
私は飼っています。ヘルニア持ちだけど可愛いポーちゃんです。
ペットを飼っている身の上として何より想像したくないのが、地震をはじめとする災害時のことです。
まったくもって、その通り。
今回は有事の時、カワイイインコをどうするのか。一緒にシュミレーションしておきませんか?
Contents
インコと防災:避難はどうする?
まず、地震や台風やその他災害が起きた時の避難所問題があります。その時、ポーちゃんをどうするのか。選択肢はいくつか。
① ポーちゃんを外に逃がす
② ポーちゃんを連れて避難所に行く
③ ポーちゃんを置いて家族だけ避難所に行く
④ ポーちゃんも自分も避難所に行かず、自宅待機
ちなみに、うちは遠すぎますが、インコを預かってくれるNPO活動もあります。
【 災 害 時 小 鳥 サ ポ ー ト 】
地震があったら外に逃がす?
まず、「①ポーちゃんを外に逃がす」は本当にどうしようもない状態(家が崩壊とか、地域全滅で避難所すらないとか、自分ももうヤバいとか)の時ですね。
かつ、夏であったり、若鳥であったりの場合。何しろ、鳥は地震が起きたら飛んで逃げることができるのです。われわれとは違ってね。
ただし、ポーの場合、ヘルニアの持病があり、寒さにも弱く、飛ぶのもノロいので外に逃したら、その日中に人生を終えてしまいそうです。なので、基本的にこの選択はナシ。
② ポーちゃんを連れて避難所に行く
③ ポーちゃんを置いて家族だけ避難所に行く
④ ポーちゃんも自分も避難所に行かず、自宅待機 までは余震はあるけどとりあえず、どうにか生きていけそうだとか、近所の学校も避難所として機能しているとか。同じ最悪でもまだマシな方の想定ですね。
正直なところ、それ以上の想像ができないというところがあり。
東京都なら避難所ペットOKだけど・・・。
まず、② ポーちゃんを連れて避難所に行くについて。「ペットを避難所に連れていっていいか?」問題について調べると、「各自治体にお問い合わせください」なんて書かれていたりする。有事の時に何を悠長な!という話。
おっしゃる通りです。問い合わせましょう。
東京都では基本インコOKらしいです。さらに言えば、犬猫も可。しかしながら、「じゃあ、大丈夫じゃん」と安心しきれない自分もいます。
ほとんどの市民は避難所経験がないわけです。各自治体に経験値のある人がいるとは限らない。要するに、その場になってみないとわからないことは多そう。
行ってみたら「犬や猫と同じコーナーにカゴ置かされる」みたいなことにならないとも限らない。
でもって、知恵袋なんか見てますと「アレルギーの人もいるわけだし、災害時は人命優先でしょ。ペットなんか連れてこないで欲しい」みたいな声もある。鳥飼いとしては悲しいですが仕方がない。これも一つの民意です。
避難所で鳥が逃げそうなカゴ
実をいうと心配なのは「鳥が逃げたらどうしよう」ってことなんです。
例えば、エサなどの入れ替え。普段使う鳥かごを持っていくには邪魔過ぎるし、暖も取りづらいのです。で、プラケースかキャリーケースかってことになると思うんですが。
これらはね。
扉(フタ)が上に向かって、ガバッて開くタイプばかりなんです。
これじゃあね。ポーは空いた隙間から逃げちゃいます。
出たがりのインコなので。
そうして、避難所で逃げられたらもう悲惨。体育館のように天井の高いところだったりしたら、もう悲惨。飛び立ったら知らぬ場所、知らぬ人間ばかり、ポーちゃんはパニックになってどんどん遠くに行ってしまいそう。
そうして、外に出て二度と戻ってこられないような気もします。想像するだけで絶望的な気分になります。
そうですね。
キャリーが好きな子もいるかもしれませんし。ただ思うのは、なんでキャリーはクチの大きい(扉がデカい)ものばかりなんだと。
移動用なんだから逃げたら困るでしょ!
飼い主の手が入る程度の狭い扉はないものか。
確かに。
小型サイズでも細口の扉でね。うちにもあります。
常時保温の必要ない健康な鳥なら竹かごは移動用にも最適です。病弱インコでも夏場なら良さそうですね。
ただ、普段、保温がっりで生活しているインコには冬場は寒いのではないかと。
竹かごの周囲にクリアファイルでも貼りめぐらすか。
最近見かけるリュック型は便利なんですけどね。見た目可愛いし。
移動時に両手空く。中も見えるし。風よけにもなるし。ただ、これまた口がガバッて開くタイプに見えます。
追記:移動用に結束バンドは必須です!!!
ちなみに、補足ですが、移動用の鳥かごに結束バンドは巻いておいた方がいいです。災害時はもちろん、病院に行く時も散歩に連れて行く時も。
なぜかというと、あわててぶつかってカゴがばかーんとなり、鳥が逃げちゃうこともあるから。
キャリーってあんまり頑丈にできてないです。その点、プラケースの方ががっつり止まる感じがあるけれどクチが壊れないとは限らない。
↑スーツケースに巻き付けるような、こういうやつ。
長さはプラケースとか先の竹かごなんかは80センチ前後でした。固定バンドって1本売りというのがなかなかないようですが、Amazonなら安いし、いろいろ使いまわせるってことで長さばらばらセットは他にも重宝するかと。
室内にありったけのエサをばら撒いておく
次に③を検討します。ポーちゃんを置いて家族だけ避難所に行く。
そうですよね。
うちの場合、避難所って徒歩5分とかからない中学校になるのですが、入ったら最後、簡単に家に帰れなくなるんですかね?
いくら近所とはいえ、避難者が勝手に帰宅したり、ご飯だけ食べにまた戻ってきたりしたら統制が取れなさそうです。
その辺が勉強不足なのですが、数日で戻ってこれると甘い想定で考えていた頃の案。
室内で一番安全そうなお風呂場(※わが家の場合)にカゴを置く。
カゴの扉は空けておき、出入り自由にして、周囲にはあるだけのエサや水を数十か所に用意しておこうかと。
そうですよね。
地震が起きた後の避難問題に終始してきましたが、それ以前に飼い主が外に出たきり、帰宅困難者になる可能性だってあるわけですからね。
一方で、あればあるだけ食べてしまうデブのポーを思うと痛しかゆしでもあります。
耐震マンションなら自宅待機の可能性も
最後に④の「ポーちゃんも自分も避難所に行かず、自宅待機」です。
耐震マンションの場合、自宅待機組は多くなるとのこと。地域全滅みたいなことにならなければ、ポーの場合はこの可能性が一番高いかなと勝手に思っています。
そうなんですがね。
多くの飼い主はペットの最悪の事態を想定できない(=したくない)のでね。
で、自宅待機を想定した災害対策。ヒトの場合は食料飲み水の確保とか、トイレ問題とか、寒さ暑さ対策ってことになりますが、鳥の場合はシンプルです。
エサのストックは普通にあるでしょう。水は硬水はダメなので軟水を用意しておく必要がありますが、500ml一本でとりあえずは事足りるはず。
インコは暑さには人間よりは強いので一番の問題は寒さ対策になります。
これは避難所生活を送る場合も一緒ですね。なので、以下では寒さ対策に的を絞っているのでご参考までに。