インコのペレットって消費期限が短いわけですよ。
うちで愛用しているハリソンバードフードの場合、開封後8週間以内に使い切ってください、とかね。
そうして、こんなに大量に捨てる羽目になる。
何とも言えない気持ちになるので、ペレット御用達の飼い主さんが時々紹介してる「真空パック機」を買いました。
捨てちゃうことを考えれば3、4か月でもと取れるからね。
というわけで、いざ紹介!
Contents
ペレット以外の目的もほしい!真空パック機でできる7つのこと
正直、最初は抵抗がありました。
自分の場合、家電というもの、一回使ってそのままこっきりみたいなパターンが数多い。そうならないために、おのれに対するエクスキューズが必要だった。
真空パック機でできること
① 真空パックでかわいいインコのエサやサプリを長期保存
② 真空パックで人間が食べる肉や野菜などを長期保存
③ 真空パックで飲みかけワインの酸素を抜き、新鮮なまま保存
④ 真空パックでパンを長期保存
⑤ シール機能で食べかけのポテトチップスが湿気るのを防ぐ
⑥ シール機能で生ごみやおむつなどの臭いをふさぐ
⑦ シール機能で手作りクッキーなどを市販品のごとくパッキングする
⑧ タオルや下着などを圧縮できる
私の場合はね。
正直、②と③は自分はやらなさそう。使い慣れたらめちゃ便利ですがね。
食べかけスナックを再シール(※蓋をくっつける)できるのは菓子好きな自分には重宝しそうです。
⑦も手作り派なら、テンション上がる。今まで(そんなにしょっちゅう作るわけじゃないけど)ワイヤーで止めてたもんね。
真空パックするってことは「真空にして→シール」って流れになりますからね。
私が買ったのは3000円台の安いものですが、ちゃんとシールのみの機能もありました。たぶん、どの真空パック機にもありそう。たぶん、ですが。
なお、真空パックにするには専用袋が必要ですが、シールするだけなら何でもできそうです。ポテチの袋でもビニール袋でも。
ひとの食材保存用途としても使うのが一番コストパフォーマンスが高いわけですが、「インコのエサで使うものを生肉で使うのはなんだか……」という方もいるでしょう。
子どもとのお買い物やさんごっこやお菓子屋さんごっこで使うと盛り上がりそうです。
ただ、シール部分はかなり熱くなるので、チビッコだけだと危ないよ。大人と一緒に使うのがデフォルトですね。
ペレットもサプリメントも、ローファットフードも全部真空に!
ともあれ。
自分の最大の目的はペレットの真空パック化です。うちは「ハリソンバードフード」と「ラウディブッシュ ローファット」二種類のペレットを使用しています。
小鳥のお医者さんが一番におススメするオーガニックのハリソンフード。開封後8週間で使い切っての指示がある。
アダルトライフタイムマッシュ (ADULT LIFETIME MASH)
2022年4月現在、1袋4700円もします(たいていは3000円前後)。これは高騰しすぎ。
ハリソンバードフードはペレット界を代表するオーガニックフードですが、この値段で「2か月以内に食べきってね!」とかきつすぎます。
1袋454gあるので、うちのインコは2か月で100gちょいしか消費しません。大量に余るし。
ペレット袋の中↓
もったいないので、開封後2か月といわず、3か月以上使いました。
いいよね、ポケ?
で、もう1種与えているペレットがあって、ラウディブッシュのローファットってやつ。その名の通り、ダイエット用ペレットです。これも毎日あげている。
ラウディブッシュ ローファット ニブルズ 44oz(1.25kg)
お値段は3000円以内くらいで安定していますが、こちらは1袋1・25kgもある!
どういうわけかダイエット用はこのビッグサイズしかないのです。
にもかかわらず、こちらも「開封後は30~45日以内に使い切ってください」とあるし。
こちらの場合、1キロ以上捨てなくちゃならない。もったいないので、1か月半と言わず、やはり3か月くらい食べさせてましたが。
いいよね、ポケ?
で、あとね。
ポケは多尿気味だったので一時期「多尿によい乳酸菌サプリメント」をあげていたんですよ。
9992896【ベネバック】バードベネバック・パウダー・プラス 127g
こちらは1瓶127g。
ラウディブッシュに比べれば可愛いもん。問題は使用頻度。主に週に1度、備え付けのスプーンに8分の1杯。これグラム数にすると週に0・2グラムもないと思う、絶対!
絶対に使い切れない量をパックする小鳥フードメーカーには「もっとユーザーエクスペリエンスを考えろ!」と言いたいですが、言ったところで今日明日中にどうにかなる問題ではない。
だからこそ、真空パックです。
すべてを真空パックに頼るほかないと決意しました。
大量のフードも1年くらいかけてチンタラ食べられる!ポケもあんしん。為替の影響で急に高騰してももう大丈夫。それでも多分、ラウディブッシュとバードベネバックは余っちゃうけどね。
真空パック機、迷いに迷ったリーズナブルな二種を紹介
真空パック機は安いものなら2000円台から、高いものでは10万台とほんとにピンキリ。
もちろん、自分の予算は現ハリソンバード1袋より安い3000円~4000円のものから探しました。
候補にあがったのが以下。
こちらはレビュー数めちゃくちゃ多いし、評価も高い。
「真空パックできない!」みたいな一番やめて欲しいクレームはない。大きなポイントは操作ビデオがあるってこと。安い中国製の商品にありがちな説明書のわかりにくさは同商品は無縁のようです。
サイズ感も35.5センチと類似商品よりコンパクトです。
家電って使ってない時、じゃまになりがちなので小さいほどありがたいですね。
しかし、ギリギリ迷った末。
上記商品よりもサイズ感が若干大きく(37.4センチ。横幅も大きい)、レビュー数少なめの以下の商品を購入しました。
というのも、こちらは真空パック用の袋が15枚ついていたから。
とりあえず、15枚あれば当面は事足ります。実際の使い勝手をみて袋を買い足すのでいいかなと思ったわけです。
また、前述の真空パック機は60Kpaの吸引パワーでしたが、こっちは80Kpaでした。まぁ、威力の差はよくわからなかったのですが。
よりによって小鳥のエサ目的で買った人のね。
もちろん、ひるみました。が、ほかのレビューもチェックしたところ「この価格でこれだけできるのはお得」なんてコメントもあるし。
「できない人、ちゃんと説明書読んでないのでは?」なんて辛口の返しもあるし……。できなかった人には気の毒ですが。
ともあれ、絶賛レビューにステマ臭もなかったので総合的に決めました。結論をいえば、わが家のペレット真空パックは問題なくできたわけです。
真空パック機を使うのに必要な袋&脱酸素剤
ちなみに、真空パックにするには
・脱酸素剤
・真空パック用の袋
が必要です。
前述の通り、シールするだけなら、専用袋でなくてもできます。
真空パックの袋は、真空パック機に複数枚ついている場合もあるけど、多くはない。
100円ショップでも売ってますが5枚100円とかでそれなりにする。Amazonで買った方がお得かもしれません。
自分で(※真空パック機に常備されているカッターで)切ってサイズ自由自在にできるロールタイプと、もともと袋になっているものがあります。袋の場合はこんな感じ↓
あと、脱酸素剤ですが、あった方が安心。
想像ですが、真空パックに失敗した場合(数日後に空気が入ってきてしまったとか)でも脱酸素剤が入っていれば、いくばくかは新鮮な状態が保てるのではないかと。
うちは安い機種を買ったので安心材料のため購入しました。
ちなみに、自分は勘違いしてましたが、シリカゲルとかの乾燥剤とは別物です。
乾燥剤は湿気を防ぐもので、脱酸素剤は酸化を防ぐものです。真空パックする袋の中に一緒に入れておくとよいらしいです。
真空パック機を実際に使ってみた!
Amazonで購入したので注文の翌々日くらいには到着。
説明書はわかりづらい!?Amazonの商品ページも参考にして
わたしが買った真空パック機の中身はこんな感じ。
・真空パック機本体
・ACアダプター
・真空パック専用袋15枚(割としっかりしてる)
・チューブみたいなの(チューブを使って瓶の中なども真空にできるらしい)
・スポンジの輪っか(用途不明)
・説明書
スポンジの輪っか。
私の確認不足かもしれませんが、説明書にもこれについての記載がないような。というか、「説明書がわかりづらい」とレビューに合った通り、実際わかりづらい。
各部位の名称を書いたイラストなんて小さすぎて解読不能。まぁ、中国製って感じの日本語です。
なんかよくわからないカードも入っているし。
サンキューカードみたいなものかと思いきや、裏をめくると
ヒント
クリーニング:受け皿を取り出してきれいに洗浄して、水をふき取ってから真空パック機に戻す。
意味不明。
唐突にヒントといわれても。
しかしまぁ、あまり気にせずに。真空パック自体の使い方は理解してしまえば単純ですから。Amazonの商品説明見た方がわかりやすいかもしれません。
1、 専用袋を溝にはさむ
脱酸素剤も入れてね。速やかに!
2、 はさんでしめたら真空&シールのボタンを押す
うちは袋を半分に切ったので、小さくなってますが↑
基本的に「はさんで、しめて、ボタンを押す」の3ステップです。
シール後は結構、熱くなるのでヤケドに注意!!
はさむ時、ちょっと力がいるかな。時々メンテナンスモードになり、シールボタンが稼働したりもしますがそんな時は落ち着いて。
私は計10回袋の真空パックを作りましたが、タイミングをミスった2回目は真空パックに失敗。ちょっと空気が入ってしまった。
↑上が失敗。酸素が抜けきってないので袋も平たいまま。
↓下が成功。酸素が抜けきって袋がしなっている。
写真ではわかりづらいかな。どちらにせよ、作業自体はそう難しくないと思う。
真空パック化はやみつきになります
真空パック機は袋を好みのサイズにカットしたりもできます。
うちではペレットを少量ずつパックにしたかったので、ついていた袋を半分に切りました。
真空パック機の下部にカッターがついている。といっても刃物ではないです。左右に動かすことで袋が切れるカンタン仕様。
で、真っ二つに切ってしまえば片方は単なる筒。なので、底を閉じます。真空パックする時と同じ要領ではさみ、今度はシールボタンを押せばよい。
前述したように、この「シール」ボタンはいろいろと応用できそうです。封を開けたポテチをもう一回シーリングしたり、手作り品の包装に使ったりね。
ちなみに袋を小さくしたからギリな感じになっていますが。溝に差し込むのには少し長さが足りなくなったものの、位置を自分で調整し、無事、真空パックされました。
やったね!美しい。
これでポケは向こう10か月くらいは新鮮なハリソンフードを食べられることでしょう。
この作業、簡単ながら達成感も味わえます。これからじゃんじゃんほかのペレットも真空パック化したいと思います。
ペレット2~4か月分でもとが取れるし、真空パック機は思った以上に投資の価値あり!でした。