こんにちは。インコ、飼ってますか?
私は飼ってます。ちょっと寒がりで年中「保温電球&サーモスタット」愛用のセキセイのポーちゃんです。
インコの適温はだいたい20~25度前後と言われています。
ヒナや病鳥ならちょっと高めで28度から30度前半くらいとかね。そうではない場合、30度超えると熱中症を危ぶむ声も出てきます。年中温度が高いと慢性発情しやすいとも言われます。
ただ、そうはいっても個体次第です。
うちでは諸事情(閉院・ドクターとの意見の相違・遠い等)により、半年間で5か所ほどの病院をハシゴしたことがあります。そのうちの一人である、気のいいお医者さんは言いました。ちょうどこれから冬になる時期。
はい、わかりました、と答えたものの実際にわかっていたのは、そのアドバイスは無視するであろうこと。暑すぎるも何も、ポーのカゴ内温度は夏場で30度、冬で33度くらいを目安に設定していたからです。
「保温電球は年中!」と脅されたヘルニアインコ
それって暑すぎなんじゃないの?思うあなたもいるでしょう。
はい、その通り。持病もなく若いインコならきっと暑すぎでしょう。
ただ、ポーちゃんはヘルニア持ちです。肝臓もあまりよくありません。別のお医者さんにはこう言われていたわけです。
くらいの勢いで。
ポーはお尻の部分にヘルニアがあります。ヘルニアとは何ぞやというのは別の記事に譲りますが、要はお尻が羽毛で覆われていないわけです。
そうと言われればおっしゃる通り。
その先生には行く度に叱られ、その言い方もキツかったので時々傷ついたりもしたのですがこのアドバイスは腑に落ちるものでした。
とはいえど。今現在、夏場の保温電球はほとんどの時間、オフになっている気がしますがね。普通にしてても30度超えちゃいますからね。
そのモフモフは寒がってる証拠かもしれません
実を言えば、ヘルニアが発覚する1か月ほど前までは温度のことはあまり意識していませんでした。
小鳥が元気だと飼い主は学ばないものです。冬場でも保温電球なし(当時は存在すら知らなかった)でカゴの上に段ボールをかぶせる程度。
なんとなく足が冷たいなと思うこともありましたが、さほど気にせず。
今思えば、病的な膨らみではないけれど、やや羽毛がもさっとしていていることも多かったような。「インコはモフモフのがカワイイし」と思っていたわけです。
が、この「カワインコかくあるべし」のイメージはインコにとって大迷惑な話でした。
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この状態でいる時は暑くもなく、寒くもなく。
カワインコのモフモフは「寒すぎ!」まではいかなくとも快適ではないようなのです。
で、足が冷たいのも同様。インコの足は暖かいのが基本だそうです。
インコ自身が耐え切れなくなると片足立ちに。「足が寒い」のサイン。下のインコは少しモフッとしてますしね。
もっと寒いと下記のインコのように。モフモフインコは見た目可愛いですが、左のインコちゃんはちょっと心配な気がします。
インコの膨らみ(悪寒)が取れたのは室温36度!
下記にも書きましたが、うちのインコは「これは本当にしんでしまうのではないか!」というほど体調が悪化したことがあります。
参考:インコと保温電球(近日公開)
この時、暖めても暖めても膨らみが取れなくて。しにそうな思いで病院に連れて行ったところ、先生はポーちゃんを保温器に入れて言いました。
結局、ポーの羽根の膨らみが取れたのは36度。暖めてすぐに快方へとはさすがに行きませんでしたが、あのまま膨らみが取れなかったらポーはまちがいなく悲しいことになっていたでしょう。
これらのことを踏まえ、回復した後も「羽根が膨らんでいないか?」と基準に温度設定するようになりました。
ポーちゃんの場合、冬場はだいたいカゴ内温度33度でいい感じのスリム体形(見た目のみ)に。夏場はエアコンから少し離れた場所にカゴを置いているため、保温電球なしでもイケてる感じ。もちろん、放鳥中は冷房下の室内でも元気に遊んでいます。
羽根ワキワキは暑がっているサイン
もちろん、暖かければいいという話ではなく。
特に使い始めは寒すぎサイン同様、暑すぎサインにも注意しましょう。
小鳥は暑いとワキワキします。たまに肝臓からくる脳障害というか、神経発作でワキワキ(この場合はもっと大げさ)する場合もあるようですが、それは脇に置いて。
写真程度のワキワキならまだ軽症。けれど、口をパクパクさせるようになったら「暑い」というより「熱い」くらいでしょう。温度を下げて風を送るなどの処置は必要かもしれません。
以上、主にうちのポーの例から書きましたが、インコの年齢や健康状態、それまで生活してきた温度(慣れ)によって適温は違います。
お医者さんに言われたことも、本やネット(このブログ含)で読んだ説よりも、飼い主さんの直感の方が正しい場合も多いです。自分のインコ(の羽毛具合)を観察しつつ、適温を見つけていってください。