小鳥の病院に行く!

小鳥の病院に行く人が増えてインコの寿命が長くなった話。

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こんにちは。インコ、飼ってますか?
うちは飼っています。目は爬虫類っぽいけど、真っ白なので美人に見えるアルビノのポーちゃんです。顔は少々辛気くさくても、飼い主にはこの上なくかわいいセキセイインコです。

鳥病院を100%信じてはいけない、と何度か書いた私ですが、このポーちゃん、ヘルニアの持病があり、病院にはよく行きます。

でもって、通院の際にある先生が言いました。

小鳥のお医者さん
小鳥のお医者さん
セキセイインコの寿命は少し前なら7~8年。
小鳥のお医者さん
小鳥のお医者さん
けれど、今は12、3年生きるインコも増えてきた。何故かというと、病院に来るインコが増えたから。

病院にほとんど行かないような健康インコの方が最終的に短命に終わるってこと? 一瞬思いましたが、それでも頷かざるを得ません。

ポーは一度瀕死の状態に陥りましたが、病院の先生が助けてくれたからです。今も小鳥の専門医に時々診てもらっているからこそ、元気に生活できていると思っています。

インコ・小鳥の病院(都内近郊) 夜間や日祝も診療編(※以上には管理人が行ったことのない病院も含まれます。知人やネットの情報を総合して掲載しますが、個々の相性もあることをご了承ください。ま...

「もうダメだ」と思ったインコが助かった

実をいえば、意識的に小鳥の専門医を選びインコを病院に連れて行くようになったのはここ2年のことです。

それ以前は病院に連れて行く前に亡くなってしまったり、行っても近所の、小鳥をよくわかっていない医者のところであったりと、要するに飼い主のリテラシーもなっていなかった時期がありました。

知恵袋あたりには「インコが体調悪そうなんですが、どうしたらいいでしょう」という質問が時々あります。多くは「こんなとこで質問してないでさっさと病院連れて行きなさい!」と返されていたります。

その意見はごもっとも。

しかしながら、病院に行かずネットで質問しようとする気持ちは私にもよくわかります。

動物病院、とりわけ小鳥の病院に連れて行くのは初めての飼い主には敷居が高いわけです。

東京であれば動物病院は家の近くにありそうですが、小鳥の病院となると電車乗り継いで云々、という場合も多い。地方ならなおのこと。半日がかりという場合もあるでしょう。

「移動でかえって体調を崩すのではないか」と思うのは自然です。これまた怒られそうですが「いったいお金がいくら掛かるのか……」という現実的な問題が生じてきたり。

とはいえど。

あなたが大人なら最初の敷居の高さを超え、それでも「小鳥の病院に連れて行きましょう」と言いたい。お子さんならお父さんお母さんをがんばって説得しましょう。

というのも、前述の通り、私には「もうダメだ」と思ったインコが元気に回復した経験があるからです。

3月のある朝、起きてみるとポーちゃんがぐったりしていました。寒くて寒くて体を膨らませ、ずっと目をつむり、エサをげーげー吐くのです。正直私は「もうダメだ……」と覚悟しました。これまたそれまでの経験からでした。

小学生の頃に飼っていたけど死んでしまったインコたち、大人になってから飼ったけど死んでしまったインコたちは、みんなこの時のポーちゃんと同じでした。

エサを食べず、ほぼその場から動かず、ずっと目をつむり、羽根を膨らませている。そんな状態になってしまうと、インコは夜まで持ちませんでした。

これまでと違ったのはヘルニアで小鳥の病院に通った経験があったこと。そこで、病院を探しましたがあいにく日曜日でした。やっとつかまった先生にも「夕方4時からでないとムリです」と言われました。

半泣き状態で3時過ぎに病院に行き、なんとか診察まで預かってもらう(病院の強力な保温器で暖めてもらう)ことに。

しかしながら、診察時のお医者さんの言葉は神の声のように思えました。

小鳥のお医者さん
小鳥のお医者さん
五分五分ってところ。どちらに行くかは今はなんとも言えません。

先生は悲痛な感じでしたが、聞いた私は「半分は助かる可能性があるのか!」とほっとした覚えがあります。病院で保温器に入り、ポーは寒さが取れたのか膨らみはなくなりました。けれど、ずっと目をつむっていました。

先生はポーと同じ肝性脳症と思われるインコのスライドを見せてくれました。ポーよりもずっと具合の悪そうな小鳥たちがそこにいました。

小鳥のお医者さん
小鳥のお医者さん
みんな入院していた鳥。でも、この子たちも一度は退院しています。

こんな瀕死のインコたちも回復したのか!!

その2日後、かわいいポーちゃんは自力でエサを食べられるまでに復活しました。

瀕死のインコも専門医に診てもらえば生存率は高まる

この経験から「専門医に掛かることはものすごく意味がある」ことだと実感しました。意味がある、なんてものではないですね。専門的な医療をするのとしないのとでは本当に結果が違ってしまいます。

小鳥のお医者さん
小鳥のお医者さん
セキセイインコの寿命は少し前なら7~8年。
小鳥のお医者さん
小鳥のお医者さん
けれど、最近は12、3年生きるインコも増えてきた。病院に来るインコが増えたから。

統計があるわけではないものの、これはやはり、一理あると思います。
「エサを食べず、ほぼその場から動かず、ずっと目をつむり、羽根を膨らませているような状態」のインコは病院に行かなければ十中八九しんでしまいます。ここからの自然治癒はほとんど望めないでしょう。

だけど、病院に行けば生きられるインコは「五分五分」くらいまでには上がるのではないかと、先生の言葉から勝手に思っています。

自分が子どもの頃に死んでしまったインコたちも病院に連れて行くことができれば(※1970~80年代の北海道だけに鳥病院はほぼゼロでしたが)半分くらいは助かっただろうなぁと。

一度病院のハードルを越えれば、次に連れていく時は、前ほどのハードルを感じないはずです。意味するところは「本当に悪化する前に診てもらえる」ということ。

別の記事でも書きましたが、病院に行って小鳥の先生の診断を仰ぐうち、飼い主自身のスキルも高くなっていきます。インコが長生きできるよう、日々の暮らしの中での観察ポイントがわかるようになってきます。

神経質になり過ぎるのも(私はよくありますが)インコともどもストレスがたまりますが、「あれ?」と思った段階(飼い始め初期は特に)で鳥専門医に診てもらうことは、やはり長生きの秘訣になるのではないかと思います。

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インコの病院ハシゴ
東京在住のセキセイインコの飼い主です。先代はヘルニアインコ。2代目はPBFD疑いも陰転済み。「小鳥の専門医に聞いた話」+「実際にやってみた素人の試行錯誤」をまとめたノウハウブログ。肥満や発情対策などお医者さんの真逆のアドバイスを勝手に対決させたりもしています。100%と言わず50%程度の気持ちで参考にして頂ければ。