今回はインコ御用達、多くの病院が推奨しているペレットブランド「ハリソンバードフード」に特化してご紹介したいと思います。
すみませんね。
私もペレット初心者の時はなんのことやら。粒サイズまで枝分かれしてますから意味不明でした。なので、なるべくわかりやすく、一つ一つご説明したいと思います。
なお、結論をいいますと、ハリソンバードの「ハイポテンシー」タイプは幼鳥用、繁殖期向けなので太りやすいです。おススメは「アダルトライフタイム」です。
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ハリソンバードは大御所ブランドのイメージ?
まずね。
うちの2歳になるセキセイインコがよく食べているやつ。
ハリソンバードフードの「アダルトライフタイム」のマッシュタイプ!
ハリソンバードフード→ ペレットのブランド名
「アダルトライフタイム」→商品名の一つ(ヒナ用、成鳥用など基本4種)
「マッシュ」→粒サイズの大きさ(インコサイズに合わせて4種)
ハリソンバードフードがブランド名ですね。
アメリカのオーガニックペレットのブランドです。「ハリソンバード使ってます」というと医者の反応が「お!」という感じになる。
ペレット界の中では「これを選べば間違いなし!!」という雰囲気があります。
ハリソンバードフード アダルトライフタイム スーパーファイン 454gHarrison’s Bird Foods [並行輸入品]
歴史が長いからですかね。日本のペレットは今が黎明期なのでこの先5年、10年で評価も上がってくるんじゃないかって気はしますが。
輸入ものなのでコロナの時なんか乱高下しがちだったそうですが、おおよそ3000円強が多いかな。並行輸入品は2600円くらいで出ている時もあります。
ペレットはシードに比べ全体的に高いですが、ハリソンバードはその中でもやはり高い方かと。王者ですから。
450g入っているので1羽飼いで5か月くらいは持つかなぁ。ただし、オーガニックだけに「2か月以内に食べきりなさい」みたいな感じ。
なので、長年の愛用者には真空パック機使ってる人も多いですよ。最初は鳥のエサにんな、大仰な!と思いましたけど結果的にこっちのがお得。うちも次回は購入する気でいます。
インコの成鳥ならアダルトライフタイム一択かな
さて、うちではハリソンバードフードの「アダルトライフタイム」のマッシュタイプを愛用していますが
「アダルトライフタイム」は商品名です。
ここは後述しますが、幼鳥用とか成鳥用とかいくつか種類があってね。
「アダルトライフタイム」は多分、ハリソンバードの中でもいちばん売れている。成鳥用のスタンダードなタイプです。
ううむ、誰も言わないけど心の奥底で思っていそう。日本ではアダルトって一般商品に使うべきじゃない。かわいい鳥さんが使うものなのに。輸入時にもう少し考えては欲しかったかな。
アダルトライフタイムとハイポテンシーの使い分けは?
で、このほかハリソンバードの商品には「ジュブナイル」や「ハイポテンシー」などがある。「ジュブナイル」は使ったことはないけど幼鳥用のパウダーフードらしい。
そうですね。
ただ、ハイポテンシーは幼鳥のほか繁殖期や病気からの回復期など用途がもう少し広そう。高タンパク高栄養のペレットです。
セキセイインコなどの小型インコ、中型インコがよくお世話になるのはこの「ハイポテンシー」と「アダルトライフタイム」じゃないかと。
ハイポテンシースーパーファイン (HIGH POTENCY SUPER FINE)
「ハイポテンシー」で太ったって!?
ハリソンバードの説明書きにはこうありますね。
・幼鳥期:「ハイポテンシー」タイプを最低でも6〜9ヶ月間与えることをお勧めします。
・「アダルトライフタイム」のペレットを始める前の少なくとも6ヶ月間は与えることをお勧めします。
・シードやその他の食餌からハリソンバードフードに移行する場合、最低でも「ハイポテンシー」タイプを6ヶ月間与えることをお勧めします。
いいえ。
うちのインコがハリソンバードを食べるようになったのは1歳半くらいからだったかな。高タンパク、高栄養、繁殖期にも◎と聞いて「太るんじゃないのか……」「大丈夫なのか」と若干不安だった。
それでも2ヶ月ほど続けたんですが、なんだかやっぱり太ってしまった。
シードで36グラム前後だったところ、ハリソンバード中心のペレットにして37グラム超えがデフォルトになってきた。
ちょうど発情期に入り、産卵したりのてんやわんやもデブに影響したと思いますが。
ですね。
ペレットだけの問題とは言い難いものの「ハイポテンシー」の脂肪分は「アダルトライフタイム」の2倍の12%になります。
ハイポテンシー【成分分析】
粗蛋白質(min)20%、粗脂肪(min)12%、粗繊維(max)5%、水分(max)10%
やっぱりね、成長させたい雛鳥とか栄養分が必要な繁殖期はハイポテンシーがお勧めですが、そうじゃない時期なら「デブの危険!」が私の見立てです。
あ、でも、うちのインコは「アダルトライフタイム」よりも「ハイポテンシー」の方が好きだったと思います。高カロリーなだけに美味しいのか?
食い意地張ってなんでも食べるインコですが「アダルトライフタイム」に変えた時はちょっと残念そうにしてたわなぁ。
※なお、ダイエット目的のペレットなら「ラウディブッシュ ローファット ニブルズ 44oz(1.25kg)
「キラピピ」なんかは脂肪分が「アダルトライフタイム」の半分の2%とか。一般に輸入ものより国産ペレットの方がカロリーは少ない気がする。その辺、さすが日本産って感じです。
ハリソンバードのサイズ感、セキセイインコにはスーパーファインがおすすめ
さて、最初からの続き。
ハリソンバードフード(ペレットのブランド名)
「アダルトライフタイム」(用途ごとの商品名)
「マッシュ」タイプ(粒サイズの大きさ)
うちで使っている「マッシュ」タイプはその名の通り、粉状なわけです。
ハリソンバードの各商品はさらにサイズ展開があります。「ファイン(小粒)」とか「スーパーファイン(超小粒)」とか。
大型インコか中型か、小型かで食べやすいサイズは違いますからね。
ハリソン バードフード アダルトライフタイム 「ファイン」と「スーパーファイン」間違えた!
ファインの方が粒が大きい!
でもきなとももならファインでも食べられそう。よかった…
(写真は左がスーパーファイン、右がファイン)#インコ #ペレット #ハリソン pic.twitter.com/cMeL1yGsXl— しろきな – no inko no life – (@shirochan_kina) September 9, 2019
よそさまのツィートですが。
セキセイインコなどの小型インコにオススメなのは「スーパーファイン」だと思います。超小粒。
「スーパーファイン」も「マッシュ」もどちらも購入したんですけどね。
が、うちのインコは「スーパーファイン」だとどうもつかえがちな気がした。間断なくがっつくからつかえるのか、食道が通常より狭いのか、よくわかりませんが、過保護な飼い主は結局、スーパーファインをさらに砕いて与えることになった。
ただ、「スーパーファイン」のレビューを見る限り、セキセイインコの愛用者は多いのでおそらく基本的な(?)セキセイインコはこちらでも大丈夫な気がします。
硬さは中間くらい。「ズプリーム」ほど硬くはなく「ラウディブッシュ」や「キラピピ」ほど柔らかくもなくってことでしょうか。これまた二者を試したことがなければ、よくわからん喩えですが。
同じ商品なら味自体は変わらないでしょうが、食感が多分かなり違いますね。中にはスーパーファインは食べたのにマッシュは嫌がるなんてインコもいるよう。
うちのインコも「マッシュ」は最初食べづらそうでした。
粉状ですもん。
小麦粉食べてるようなものですもん。モソモソして食べづらいんだと思いますよ。うちは餌を何回かに分けてあげているのですが、2グラム食べるのに40分くらい掛かってる気がする!
パッと見たら食べてる!
隣の部屋行って戻ってきたらまだ食べてる!
スーパー行って帰ってきたらまだ食べてる!
みたいな。
あご?というか首というか、凝らないんかなと心配になります。
ただ、食べるのに時間がかかるのでガツガツガツガツすぐ食べて、すぐ太っちゃう子のダイエット目的にはいいような気がします。
マッシュとスーパーファインは色が違う!?
それとね。
味は変わらないと思うのですが、マッシュとスーパーファイン、色が違います。
↑これがマッシュ。
↑これがスーパーファインを砕いたもの。
どういうわけかマッシュの方が色が薄め。
↑上がマッシュ、下がスーパーファインを砕いたもの
スーパーファインを砕いてもマッシュほど白っぽくはならないので、インコとしても「何かエサ変わった!?」感はあるかもしれない。味が変わらなくてもね。
うちのインコも最初は「?」でしたが今ではガツガツ食いですから。