こんにちは。インコ、飼ってますか?
うちは飼ってます。時々エリカラ装着になるセキセイインコのポーちゃんです。
今回はエリカラを作るにあたってのおススメの素材や、エリカラをするにあたっての諸注意を綴りたいと思います。
作るのが面倒なひと!Amazonでも売っています。
ちょっと高いですけどね。
Contents
インコのエリザベスカラー、クリアファイルなら軽量に
エリザベスカラーのテーマは首回りにつけることで患部にくちばしが届かないようにすること。このテーマに沿いさえすれば、さまざまな材料で作成できそうです。
可愛いフェルトでエリカラを作る方もいます。
化粧スポンジをくり抜いて小型インコにかぶせている方もいます。簡単に作れそうでいいなと思いました。
また、天然ゴムのものは軽くやわらかく、以前、動物病院の先生に頂いたこともある。
ただし、うちのポーには上記3つとも採用には至りませんでした。主に性格によるものです。
フェルト → やや重い。水の飲み方が雑なので濡らしそう
化粧スポンジ → かじり癖があるため、食べちゃったら心配
天然ゴム → 上記に同じ
で、採用したのは透明なクリアファイルです。水にも強いし、かじっても千切れない。足元が見えるのもグッドポイント。
何より素材的に軽いのです。
メルカリなどで以前販売されていたフェルトのエリカラは重さ3gほどでした。セキセイインコの体重比にして重そう。
布ものは1枚だとぺらんぺらんにめくれてしまいますから何枚か重ねることになるかと思います。強度を保とうとすると重くなりがちです。
一方、クリアファイルならモノにもよりますが、0、5g程度いくか、いかないか。
エリカラは基本的に消耗品です。ボロボロにかじったり、汚したりするので2~3日に一回取り替える場合もある(個体差あり)。
その際、クリアファイルならコストもかからないですし、場合によっては首周りのテープを張り直すだけで再利用できます。
セキセイインコのエリザベスカラーの作り方
というわけで、インコのエリザベスカラーの作り方です。
以下、鳥全般に共通する流れではありますが、うちがセキセイインコ飼いのため大きさなどはセキセイサイズです。
(材料)
① クリアファイルーーあまりペラペラじゃない方がいいです。
②医療用テープーー途中から肌が弱い方向けに変えました。意味あるかは謎ですが。
③シール式のマジックテープーー間違って縫い付け式を買わないよう。
(作り方)
① エリカラの台紙を作る。この過程は飛ばして、直接クリアファイル上に円を描いてもOKですが、台紙を作っておくとあとあと便利です。
円カッターやコンパスがあればきれいにできますが、フタなどを使用してもいいと思います。
多少ゆがんでいても大丈夫。インコは円のゆがみなど気にしませんから。
なお、円の大きさですが、セキセイインコの場合、外側が6~8センチ。内側の首回りは2センチ程度。
外側の円は最初は6センチくらいにしておいた方がよいかもしれません。
うちのインコは慣れてしまい、6センチでも患部に届くようになったので、どんどん直径が大きくなっていきました。
② 円をくり抜いたら適当な場所で切れ目を入れる。この切れ目のところにマジックテープを貼り付けます(下記、写真参考)。
③ 内側の首のあたる部分がこすれないように、医療用テープを貼り付けていきます。
テープが少ないと首が痛くなりそうだし、かといって貼り過ぎると首がきつくなる。
目安としては、マジックテープを留めた状態で指を通してみてください。
首を入れる穴のところにね。セキセイインコの場合は人差し指が入るくらいがちょうどよい感じです。
インコのエリザベスカラー、装着するコツは?
さて、完成したら装着します。
当然、暴れます。この装着は当初、家族と2人がかりでやっていましたが1人の方がやりやすい気がします。
左手で保定して、右手で輪っかを通す。一瞬、入らないのでは?と思うものの、セキセイインコの首はかなり細い。人差し指が通る穴なら大丈夫です。
暴れる場合は
①ハンカチなどで身体をくるんで抑える
②クッションにインコをあおむけに押し付けながら作業するーーと1人でもやりやすいです。
私は保定がうまくできなくて鳥のお医者さんに呆れられるほどに不器用でしたが、はっきり言って慣れ!です。
エリカラ装着も今では30秒程度でできるようになりました。
さて、エリカラ装着数日後。ここで問題が。想定内でしたが、嫌がるポーちゃんはエリカラの首周りをかじりまくります。よって、2日ほどでボロボロになります。
その度に首周りをテープで補強するか、新しいエリカラを作成し、最長一か月半ほど着用しました。
さらにカンタン、包帯で作るエリザベスカラー。インコのハゲ防止にも
ここで問題が生じました。
うちのインコ、エリザベスカラーを外したくて外したくて、首回りをつっつく。つっつくうちに医療用テープが剥がれてくるわけです。
そのテープが今度は羽毛に貼りつく。エリカラ交換の際はその毛が抜けてしまったり。
噛み癖のないインコなら大丈夫だろうと思います。
仮に噛み癖があったとしても
おそらく1週間とか2週間程度なら大した問題にはならないと思います。
しかし、この時のポーちゃんは「1~2か月は装着した方がよいかも?」という状況でした。
1か月半くらい装着し続けると、首周りのハゲ激しく気の毒なありさまに。
これはショック!エリカラを中断せざるを得ません。
結論からいうと、このハゲは10日ほどでだいぶマシになりました。
1か月ほどすると元通りに。
さて、エリカラをどうするか。
医療テープを使うとまたしてもハゲそうです。
そこで、持病であるヘルニア患部にも使用していたくっつく包帯でエリカラを作ってみることにしました。
これはクリアファイルよりも簡単でした。
①できるだけ太い幅の包帯を何枚か重ね合わせる(四角形を作る)。
②それをドーナツ型に切る。
③ドーナツ形に切込みを入れる。
くっつく素材ですからマジックテープなしで留めることができます。
足元が見えないデメリットはあるものの、柔らかく首周りには優しい。クリアファイルほどではありませんが、重さも1グラム程度です。
しばしの間、このタイプでやり過ごしました。
小鳥のエリザベスカラーの装着時に注意したいこと
最後に。
エリカラ装着時に困ったこと、注意したいことを列記します。
1、 インコも飼い主もつらい
エリカラ格闘記にも記しましたが、初回は見ている方もつらいです。可哀想で1日で取りたくなることもあるでしょう。
実際、私も取ってしまいました。その後、日を空けてトライ、まだダウン、日を空けてトライで最終的に一か月以上続けることができたのですが。
2、エサを食べなくなる
インコのメンタル的にはエリカラが気になって気になって食べるどころではないのです。また、エリカラが引っかかって食べづらいという物理的な問題もあります。
ともあれ、餌箱が深すぎると食べづらいです。かごに取り付け式のものもエリカラの位置によっては引っかかりやすい。
なので、うちは床置き式に変えました。小さなタッパーの底に紙をつめてその上からクリアファイルを貼り、上げ底にしました。
インコが飛び乗った時、体重で(タッパーが)ひっくり返ることもあったので底の部分に重りをつけています。
慣れるまではインコの口元に餌箱を持っていき、食べさせていました。慣れた今でも時々やります。可愛いです。
3、ヨロヨロするし、飛びづらい。
最初はバランスが取れず、ヨロヨロします。止まり木から止まり木の移動に引っかかったり。なので、かごの中は極力モノを置かないようにした方がいいかと思います。おもちゃも一旦外すとかね。
また、最初はうまく飛べません。飛んでも低空飛行だったり。だけど、次第に慣れていきます。
エリカラの首周りが大きめですと羽根の上まで下がってきてしまいますので、いつまで経ってもまともに飛べばせん。首の大きさを調整しましょう。
そうそう。
エリカラ装着初日は土曜とか日曜とか飼い主さんが必ず家にいる日に設定した方がよいです。
「エリカラインコから常に目を離すな!」とは言いませんが、最初は小まめに鳥かごをチェックしましょうね。