発情につき、インコの体重測定を始めて気がついたことがありました。
そうなのです。2〜3グラムの上限は当たり前です。毎日アバウトな時間に体重を計ると「その差」に結構ギョッとなります。
食べたら食べた分、増えるし、1日の間でも食べない時間が長くなるとその分、ヘル。
当たり前といえば当たり前ですが。
うむ。発情中は同じ量食べても太りがちですね。
以下に気がついたことを覚え書き。
朝と夜とで3グラム以上体重が変わるインコ
セキセイインコの標準的な体重は30〜35グラムと言われています。
で、ある時期のうちのポケは36グラム後半から37グラムくらいが平均的な体重でした。
これはあくまで平均値。
朝は35グラム台(ご飯食べる直前くらい)、夜は38グラム台なんてこともよくあった。
うちは朝晩の2回に分けてペレットをあげています。
餌の量は1日でだいたい3グラムくらい。セキセイインコの餌の量はペレットで体重の10分の1程度と言われる(※シードの場合は殻があるため、それ以上与える飼い主さんも多いです)。
どちらにせよ、ポケの食餌量は少なめな方ではないかと思われます。
同じ量を食べても、みな同じ分だけ太るとは限りません。個体差あります。
でまぁ、うちのインコの「体重変化」をまとめると以下の感じ。
ある日のポケの体重変化
朝(食前) 35g台
日中(食事数時間後) 36g台
夜(食後)37〜38g
これ、1日に朝1回の食餌だと数字の推移は変わりそうですが。日中が一番デブで夕方につれちょっと痩せる、みたいな感じになるのかね。
食べた量より太るインコのなぞ
一応ね、法則的には食べた分だけ体重は増えるわけです。
以前、先代インコが強制給餌した時(2日で回復)は2グラム入れると2グラムきっかり増えた。そのままそのうに届くわけですから当然ですが。
ペレット、特にシードだと食べこぼしや殻の分があるから「食餌量=体重」の関係が見えづらいかもしれません。ただ、食べた分より少なくなることはあっても増えることって考えづらい。
産卵中だけじゃない、発情でも体重が増える?
大いにあります。うちのインコは大いにあった。
メスの場合、不審な体重の増え方したらば「卵があるんでないかい?」ってなる。
けれど、卵じゃないのに増えることも普通にある。
昨日の18時の体重は37.3グラムだったのに同じ量を食べた(はずの)今日の体重は38.2グラムとか。
これ単純に安いキッチンスケール使っているからこその誤差もあるでしょう。
しかし、そこを差し引いたとしても多い。
で、自分の中の今のところの結論は「発情気味の時は体重が微増する」ってことです。エサの量を減らしても痩せにくい。
そのシリーズでいえば、34グラムまで体重落とせば「発情も止まります」と小鳥のお医者さんにも言われましたね。
しかし、逆もまた然りというのか「発情するとインコ太る」という記述もちらほら。実際、ポケを見てると「発情するとインコの身体は太ろうとするんじゃないか」という気になるし。
同じ量食べてるのに「いつもより太ってね?」という時はシャチホコめいたり、本棚とか家具の隙間に隠れようとしたりの発情行為が増えるわけですよ。
本当に病気だと1日で10グラム以上痩せることもある
脱線しましたが、インコの体重変化って毎日観察していると微増したり、微減したりは珍しくない。
ただ、その幅が大きかったり、長く続いている場合はちょっと注意な。
急に太るとか急に痩せる等は糖尿病などの疾病由来も考えられますからね。1日内の変化どころか翌日になっても減りっぱなしの一途、そもそも食べないわみたいな場合。
なお、本当に病気で生死の境を彷徨うなような場合、1日の体重減少って恐ろしいほどになります。前述した強制給餌インコは1日半で10グラム以上痩せました。
この子はデブインコで50グラム以上あったのですが(飼い主のせいだったと思います)闘病翌日に39グラムまで減りました。
1日半ほぼ食べていなかったわけですが、それにしても急激すぎます。人間でいえば50キロの人が10キロ以上落とすみたいな感じ。
インコは病気になるとすぐに弱ってしまう。インコの身体の不思議を思い知るとともに、気になることがあったら病院に行くべきだと思った体験ではありました。
当時はそうも思いましたが、実際は難しい。デブだと疾病持ちになりやすいし。うちのインコも発情がきっかけと言えないわけでもなかった。今は病気にさせないよう、発情させないよう、体重に気を遣ったインコ生活を送っているわけです。