インコが多尿気味になり、病院で尿検査をしたところ、微量の尿糖が検出されたわけです。
心配性なものですから、もちろん、頭に過りましたよ。
小鳥病院の先生は「しばらく経ってからじわじわじわ~と色が変わった程度なので、大丈夫だと思いますよ」と言いました。
でもね。
尿糖は検出されないのが正常らしい。恐ろしくなった私はリサーチした揚げ句、人間用の尿試験紙を用い、自宅でインコの尿検査をするに至ったわけです。
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インコの糖尿病の症状は?
うちのインコは多尿でした。その辺の下りは以下のブログにも書いたので割愛するとして。
インコの多尿にはさまざまな要因がありますが、多飲多尿の病気として代表的なのが糖尿病。ちなみに、この場合、「フンの周りにちょっと尿が……」みたいな状況ではなく「敷き紙びっしゃびしゃ!」くらいまでなることが多いらしい。
糖尿病のよくある症状
・多飲(ガブガブ飲む)
・多尿(敷き紙びしゃびしゃ系)
・多食
・体重減少
で、「インコの糖尿病って治るのか?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。追記しておくと「糖尿病、治りました」「血糖値、下がりました」という話はたまに聞く。
お医者さんにかかった方がいいのはいうまでもありませんが。
といえ、インコの糖尿病は治療法が確立されたものではないらしいです。インスリン注射などではなくて(現実的にインコにそれは厳しいでしょう)投薬が中心になる。
多尿で病院に行き、尿糖が検出された!
何にせよ、かわいいインコに持病がないのに越したことはありません。
うちは多尿で多食(?)ではあるけれど、多飲ではないし、体重減少どころか食べた分だけ太るような感じだったので、病院に掛かる前は糖尿病は除外していたのですが。
尿検査をしたわけです。検査用紙を盗み見ると陽性でも、いちばん低い+。
かかりつけ医も「しばらく時間が経ってから出たものなので、それほど心配する必要はない」と言っていた。
かつ、家に帰って検索したところ、三鷹獣医科グループによるこんな調査結果(飼鳥の検査と治療の考え方)も発見した。
(尿)検査は通常のペーパーが使用され、pH、タソパク、潜血、血糖、ウロピリノーゲン、ケトン、ピリルビンなどが調べられる。しかし潜血、血糖、ビリルビン、ケトンは仮性の反応がしばしば出現することがあり、特に潜血は70%が反応すると言われている。
~~「②尿検査はどんな意義があるか?」より
原文ママです。
タソパクはタンパク、血糖というのは尿糖のことでしょうか。
その辺のツッコミはともあれど「問題がなくても、検出されてしまうこともままある」と解釈したわけですが。
「ふつう、尿糖は検出されません」説も
ただね。
その後、検索していたら別の説もみかけたわけですよ。横浜小鳥の病院の先生によると「(尿検査の際)尿糖は検出されないのが正常」らしい。
尿糖が±以上検出された場合は「血液検査をすべき」という。血液検査をすれば、血糖値が測定できるからですね。
ただ、これもいろいろな声があって興奮状態だと血糖値は高くなりやすいらしく。インコの血液検査って要は針を刺したり、深爪して出血させたりして採血するわけですが、「インコがびっくり!」するからその分、血糖値が上がってしまう場合もある。
ちなみに、血液検査で血糖値が上がっていても尿糖が出ていなかったら糖尿病は除外されるらしいですが。
いや、ちょっと違うでしょう。ともあれ、血液検査はできるだけ避けたい検査ではあります。
インコの尿検査、人間の尿試験紙で代用できます
もんもんとしながら「インコ 尿検査」「インコ 尿糖」みたいなキーワードで検索しまくったところ、以下のツィッターを発見!
人間用の尿糖試験紙だけど、インコにも使えます。30枚入りで1000円しないくらい。
新聞とか紙の上に落ちたのは、正常な尿でも糖が検出されるそうなので注意。
糞の水分多いなぁと思ったら、一度使ってみると良いかもです。 pic.twitter.com/wQNHDAe5Wq— ユウキ@ダイエットしてるつもり (@yukidori888) February 23, 2016
ありがたい情報です。さらに調べると、尿検査の用紙を小鳥の病院で分けてもらっている飼い主さんもいました。
うちのインコに尿糖が出たのも、紙の上に落ちたから?と思ったり。とはいえ、鳥の場合、紙の上に落とす以外の方法は思いつかないのですが。
尿をつけて30秒後に尿糖をチェック!
さっそくやってみました。
尿検査用紙のウリエース、やり方はとても簡単!
① 尿を1秒かける
② 尿をつけて 尿タンパク 10秒後
尿糖 30秒後
厳密にいえば、「尿を1秒かける」ことは不可能なので敷紙の上にラップを引いておいてその上から採取した。
こうした浸水防止のペットシーツがあればさらにラクですが。
↓
で、結果。尿をつけて30秒すぎの写真。
「尿糖-」ほとんど検出されず。
というわけで、「家で尿検査やってみた」、ただ、それだけの話なのですが、多尿気味のインコをお持ちの方はこれも一つの判断材料、安心材料にもなるかと。
ちなみに、その数か月後、低血糖に見舞われた人間である私。「自分こそ糖尿病なのでは!?」とウリエースで尿チェックしたのはこれまた別の話。
まぁ、インコ同様、尿糖は出ませんでしたけど。