インコの病院に通い続けて7、8年。動物病院も結構な勢いでの値上がりを感じる今日この頃。コロナやインフラのどさくさなのかどうか。
うむ。
インコの場合、ペット保険はなくてもいいんじゃないかぁと呑気に構えていた3年前。それが2023年現在、インコ飼いにとって要検討項目に入っている。
そうそう!
獣医さんに直接相談できるサービスや糞便検査つき、はては「迷い鳥捜索サービス」なんてのもあるんですよ。
ともあれ、ペット保険をこれまで考えたことのなかった飼い主さんも一度はチェックしてみるといいです。
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病院代、2、3割増しになっている気がするんだけど
以前、主な費用をまとめたのですが23年現在、この記事書いた時よりもだいぶ高くなっている気がします。
さまざまな病院に行っているので一概には言えないものの、2020年以前は安い時は1回1000円、高い時で1回5000円くらい。
今は安い時でも2〜3000円、ちょっと検査なんかしちゃうとすぐ7000円くらい超えてしまうイメージ。
初診料も2000円くらいのところもあるし、小さい抗生物質一つで3000円くらい取られた時はびっくりした。似たような薬が前は1000円程度だったのにさ。
ですね。
病院によって結構違う。小鳥専門と名打つところはだいたい高い。特に都心部は高いです。診療代が高くなったなーと思うあたり、小鳥の専門病院が少しづつ増えていることも関係しているのか。
鳥飼いにはありがたいですが小動物専門となるとまた設備投資がかかるからね。
長患いしたり、入院手術なんてことになると恐ろしい金額になる。もちろん、人間同様どうなるかなんてわからないわけですが。
保険があると会社によっては自己負担ゼロになる。病院代高騰を気にせず通えるってことはありますね。というわけで、インコ保険を一括請求してみました。
インコの保険ってどんなのがあるのか?
さて、インコOKのペット保険は2つありました。アニコムの「どうぶつ健保」とSBIの「プリズムコール」ですね。
プランによって月々1500〜2000円代なのですが……。内容それぞれ結構違います。
アニコムは糞便検査や動物相談、迷子鳥無料捜索など付帯サービスが魅力的。
ただし、自己負担額0にはならない。飼い主負担はプランによって3割から半分は発生する。
一方のSBI「プリズムコール」は嬉しい自己負担ゼロ!ただ、保証限度額はアニコムより低い。糞便検査も迷子鳥捜索サービスもない。
資料を一括請求して比較する!
アニコムの「どうぶつ健保」(鳥・うさぎ・フェレット版)
保険証にうちの子のアップが。
でもって、アニコムのペット保険加入の飼い主さんには3つの特典がつく。これ、大きいですよ。
1、腸内フローラ測定(フンを送って簡単健康チェック)
2、どうぶつホットライン(獣医師にLINEで相談)
3、ペット探偵による迷子捜索サービス(3日間のみ)
これ、全部無料サービスです。一つずつ見ていきましょう。
腸内フローラ測定
アニコムのインコ保険に加入して「腸内フローラ測定」に申し込むとキットが送られてきます。
で、インコのフンを送ると「腸内細菌の詳細」や「腸内年齢」「太りやすさ」なんかを診断してくれるそうな。
もちろん、インコ病院でやるような糞便検査とはまた違いますが、簡易な健康チェックとしても面白そうです。
どうぶつホットライン
平日10時〜17時までLINEでいつでも相談できるってやつですね。
21年10月時点で所属獣医師150名となっていますから今はもう少し増えているかな。
ちなみに、似たサービスは後述の「プリズムコール」にもありますがこちらは犬猫専用です。
「どうぶつホットライン」の方もおそらく圧倒多数は犬猫の獣医さんでしょうが、サポートセンターで調べたところ「適宜インコちゃんについてもアドバイスできます」とのことでした。
これはありがたいですね。病院に行こうかどうか判断に迷う場合や、近くに動物病院がない場合は特に重宝しそうです。
ペット探偵による迷子捜索サービス
感動したのがこのサービス。「ジャパンロスト ペットレスキュー」社と提携し、迷子のインコを探してくれるというのです。
しかも3日間は捜索料金と出張料金が無料で!
税抜きでね。3日間1日8時間の捜索料金だそうです。
依頼するような事態には絶対に陥らないことが何よりですが。
インコを逃した時のあの絶望感と心細さを思い出すと味方になってくれるプロがいるというだけで安心感はある。
アニコムのペット保険の費用は?70%と50%負担のみ
さて、肝心の費用ですが、鳥は0歳から3歳まで同額です。70%か50%か保険金の支払い割合によって掛け金が変わるシステム。
ふぁみりぃ70%プラン
保険料月額 2820円
(保証内容)
通院・入院とも 1日あたり14000円(年間20日まで)
手術 1回あたり 140000円まで(年間2回まで)
ふぁみりぃ50%プラン
保険料月額 2130円
(保証内容)
通院・入院とも 1日あたり10000円(年間20日まで)
手術 1回あたり 100000円まで(年間2回まで)
70%プランなら自己負担金は3万円、50%プランなら自己負担金5万円ってことですね。
なお、保険に入れる年齢は3歳11ヶ月まで!もちろん、一旦入れば終身継続できます。保険の利用回数が5回以下の場合は翌年の保険料は安くなります。
SBI「プリズムコール」なら8歳まで入れます
しかし、せっかくペット保険に入るなら全額保険会社に負担してほしい!とも思うことでしょう。
うちのインコ、5歳なんだけど!もう入れないのかって飼い主さんもいるでしょう
9歳未満、要するに8歳まで入れます。「プリズムコール」はプランとしての月額も少し安いです。
プリズムコールの保険費用は?全額負担してくれます
グリーンプランII(鳥類・爬虫類プラン)
保険料月額 2220円
(保証内容)
入院 1日あたり5000円(年間30日まで)
通院 1日あたり5000円(年間60日まで)
手術 1回あたり 30000円まで(年間2回まで)
診断書費用 年間1万円まで
※通院OK、ただし手術の限度額は低い
ホワイトプランII(鳥類・爬虫類プラン)
保険料月額 1530円
(保証内容)
入院 1日あたり10000円(年間30日まで)
通院 なし
手術 1回あたり 120000円まで(年間2回まで)
診断書費用 年間1万円まで
※手術の限度額も高い、ただし通院保険はなし
極端といえば極端ともいえるラインナップ。ただ、診断書も保険でまかなえるのはありがたいですね。
あとアニコムにない特徴を言えば時間外診療や往診なども保険の対象になります。これはつまりグリーンプランの方ってことですね。
なお、先の例でヘルニアで手術した場合、
グリーンプランなら自己負担金7万円、ホワイトプランならゼロ!
(参:アニコムの70%プランなら3万円、50%プランなら5万円でした)
なので、ホワイトプランは大病に備え、掛け捨てくらいの(いや全部そうかもしれませんが)気持ちならば良さそうです。
月額は4つのうちで一番安い1530円ですしね。
「プリズムコール」の付帯サービスは?
一方で、「プリズムコール」にはアニコムのような糞便検査や迷子捜索サービスはありません。
24時間相談OKの獣医師ホットラインはあるものの、こちらは犬猫専用のようです。
なお、保障開始まではスピーディです。保険加入に健康診断書などが必要ないのも楽ですね。
おおまかにいうと、サービス重視でいうならばアニコムの「どうぶつ健保」、安さ&大病対策でいうならば「プリズムコール」のホワイトプランがよし。
面倒でも説明書をしっかり読みましょうね。ペット保険についてもっと知りたい飼い主さんは資料の一括請求がオススメです!
うちは3日ほどで届きました。