かわいい、かわいい先代インコが亡くなって数年が経過しました。
うちはプランター葬を選びましたが、実はちょっと後悔しています。
というのも、その後、引越して(おそらくまた引っ越す予定)大きなプランターごと持って来たわけですが、どうにも置き場所に困っている。
かわいい、かわいいポーインコの大切なお墓なのですが、今の家はリビングが微妙に狭くどうにも愛でづらい。なんとなく花も植えづらい。
ガーデニング好きならば他の植物とともに自然に愛でられたのでしょうが、残念ながら自分にその趣味はなし。
火葬にして小箱にお骨を残した方が良かったかなとも思う日々であったりします。
お家の状況次第と思うのですが、愛しいインコとのサヨナラの場面を考える上でのご参考にしてください。
Contents
かわいいインコのプランター葬の経緯
先も書きましたが、ポーはプランター葬にしました。現在、プランター葬をお考えの方に情報共有します。
遺骸が土に還るまでは5年、10年掛かるらしい、です。ネットで調べただけなので本当のところはわかりません。5年ほどして何も知らない家族が掘り返したところ、骨すら出てこなかったという話を読んだこともあります。
プランター葬には大きめの鉢植えを
土の還る問題より、心配だったのが「虫がわく」「異臭がする」状態になることでした。プランター葬でそれだけは避けたいのですね。どうやら、その予防線は「鉢植えの大きさ」と「土」にあるようで。
文鳥サイズの小型インコだから「小さい鉢植えでOK!」とはならないのです。
セキセイインコのポーの鉢植えは抱えるほどの大きさです。参考までにうちが「プランター葬のために購入したもの」は以下です。
「9号の鉢植え」(※大きければ大きいほどよい。プラスティックは劣化が早いと聞いたのでテラコッタにしました)
鉢下の穴に敷くネット(※土の流出と虫の侵入を防ぐ)
「腐葉土」「培養土」をそれぞれ5リットルほど
プロトリーフ 腐葉土 5L
遺体の周囲は腐葉土がおススメです。その上に培養土と腐葉土のミックスを敷き詰めたのですが「春になったら花を植えるかも?」と思ったため。
そうして、埋葬の日。
腐葉土の上に直に寝かせるのは心が痛んだので(土に還しやすくするためには何も入れない方がいいのですが)、白い花びらを敷き詰めてポーを寝かせました。書いたところでその姿を思い出して涙が出る……。
プランター葬で花を植えるのなら朝顔やひまわり
プランター葬で花を植える場合の注意点を付記すると
・水やりでカビが発生することもある→こわいのである程度時間を空けることにした
・植物は根が深く張らないものがよい→たとえば、一年草(ひまわりとか朝顔とか)
ただ、どちらにせよ、うちでは花を植えることはありませんでした。水やりのたびにポーを水浸しにするイメージが湧き、その水が鉢皿にたまるかなぁと思うとどうにも避けたくなってしまった。
庭などならそんなイメージが湧かないものを、鉢植えだと限定的すぎるというのか。
この辺は飼い主の性格に大いによると思います。かわいい花をペットの生まれ変わりのようにイメージできるのならばそれでよし。
その後、花を植えたのであればむしろプランター葬は愛でやすいものになったかもしれないと、今にして思うし。
ポーを埋葬する時、少しだけ羽根をカットしました。あとはカゴ周りに落ちていた羽毛を拾い集めプラケースへ。時々、ふたを開けてフワフワを懐かしみます。布団乾燥機で高温除菌済みです。
インコが亡くなったら?火葬にする飼い主は増えている
最近は増えていますね。日本全国・年中無休・24時間対応の【ペット葬儀110番】
のようなところもある。料金は1万~2万くらいか。自宅近くまで火葬車で来てくれるとか。
ただ、この時は知識不足で骨を見るのがなんだか怖かったのですね。でも、調べてみると家族の立会いのもとお骨を拾うパターンと葬儀会社の方が拾ってくれて箱につめてくれるパターンがあるらしい。
なんだ、そうだったのか。後者の方が料金も安くつくようです。
ペット葬儀業者の中には追加料金を請求するような悪質な業者も多いらしいですが、ここは体重規定による明朗会計。母体も東証上場企業シェアリングテクノロジー株式会社なので安心感はありますね。
はく製にするって?仰天飼い主もいるけど、でも……
このほかペットの葬儀関連は調べるとなかなか充実しています。
遺骨をアクセサリーにするサービスがあったり、海に散骨し一部をクリスタルにするサービスとかね。「身につけていることであの子を感じ、ペットロスが軽減されました」と書いている飼い主さんもいたな。
検索していてすごいと思ったのは遺骸の水分を抜き、フリーズドライ化させて保存しているという飼い主さんがいたこと。
正直ギョッとしたものの、当人だってそんなことは十分承知なわけです。自分が死んだときに一緒に埋葬してもらいたい、とのことでした。
で、知恵袋を見ると「死んだインコを剥製にしたい」と書いている人もいて、またもギョッとしました。当然のことながら猛反対されていたわけですが、実はそういうサービスもあるのですね。
「東京ハクセイ」https://www.tokyo-hakusei.jp/
インコだったら1万8000円。火葬するのとそんなに変わらないという微妙な値ごろ感。個人的にはやっぱり選ばないだろうなとは思いつつも、この会社、職人さんがマジメにやっている印象を受けました。
万一、剥製に惹かれる気持ちがあるのなら死後はすぐに冷凍保存した方がきれいな仕上がりになるようです。
ペットロスには弔いの儀式が効きます
プランター葬にしろ、火葬にしろ、はく製(!)にしろ、弔いの儀式というのはそれ自体に力があります。私もやる前とやった後では心のありようは変わりました。
「スッキリした」といってもこの翌日もやっぱりメソメソしているわけで、弔ったから完全復活なんてのは無理です。それでも、ヒーリングのプロセスとして「弔う」ということは非常に大切だなと実感します。
かわいいインコとお別れをしたばかりの飼い主さん、ペットロスを少しでも癒す過程としてお葬式の力を借りましょう。
ペット葬儀について不安なことはなんでもご質問ください【ペット葬儀110番】